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新人紹介

旬報法律事務所 杉尾 綾

1 自己紹介
 はじめまして、弁護士の杉尾綾と申します。
 今年1月から旬報法律事務所に入所し、現在、弁護士登録をしてから9か月を過ぎたころです。
 サラリーマンの父の転勤で静岡、千葉、神奈川と転々とし、早稲田大学法学部に進学しました。法科大学院も早稲田大学に進学し、横浜で修習を行っておりました。
 趣味は、出先で美味しいものを探して食べることで、最近は事務所周りのランチ開拓にいそしんでおります。

2 弁護士を志望した理由
 私は、様々な仕事や業界を就職前に経験したいと考え、大学、ロースクール時代に、派遣会社に登録し、単発派遣のアルバイトをしていました。結婚式場のスタッフから宅配便の仕分け、飲食店の調理補助、工場のアルバイトまで様々な業務を経験しました。講義等では知ることができなかった労働現場がそこにはありました。
 納期設定が過密すぎて残業過多に陥っている工場現場、派遣に頼りきり従業員が定着せず、疲れ切った現場の人など、労働の現場やそこで働く人の姿を見ることができました。
 単発バイトをした中で、私は、単発派遣に頼る労働現場は2種類あると感じました。一時的に欠けた人員を補充するために利用している現場と、慢性的に人材不足に悩まされ、手っ取り早く人員補充ができる手段として利用している現場の2つです。後者については、長期アルバイトよりも多額の金銭を派遣会社に支払うものの、人員不足の解消にはつながらず、現場で恒常的に働く労働者に還元されないため、更に退職する労働者が増えていき、残された労働者は過酷な状況に置かれるという問題があります。
 労働は、生計を立てるために必要不可欠な活動であるとともに、労働者のアイデンティティーを表現する場でもあります。そのような場にも関わらず、精神疾患に罹患したり、過労自殺に追い込まれたりする人が後を絶ちません。
 少しでも労働者の一助になりたいと考え、労働問題に携わる弁護士になりたいと私は考えました。

3 自由法曹団と私の今後
 旬報法律事務所への入所と同時に、自由法曹団に加入いたしました。
 私は、修習時代に修習生の立場で人権活動に取り組む司法修習生フォーラムに参加しておりました。フォーラムでは、AI技術が労働現場に与える影響をテーマにした「AIと人権」、労働組合の歴史的経緯から現状まで取り扱った「現代の労働組合」に参加しておりました。
 今後も、自由法曹団に所属されている諸先輩方を見習い、日々自己研鑽を重ねていきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


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