ごあいさつ

滝沢　香

　２０２５年２月の総会で支部長に就任しました。９０年代に次長をやり、２００４年２月から２００６年２月までおよび居残り１年の事務局長の任を終えた後は、東京支部への関与は、監査担当や、総会やサマーセミナーに参加する程度でした。その間、もっぱら日弁連や東弁での委員会活動で、貧困、高齢者・障害者、沖縄関係の活動に時間を費やしてきました。東京支部との関係では、近年、セクハラ通報窓口の開設に向けたＰＴで座長を担当するとともに、５０周年行事の実行委員会委員長を担当しました。
　私は司法修習４０期で、次長の皆さんは７０期代です。若い方たちとご一緒することになるので、自分の経験ばかりでものを言わないように気を付けることと、こんなことをしてみたいという若手団員の提案や活動の受け皿になる支部活動ができればいいかなと考えています。

　一昨年５０周年を迎えた東京支部は、本部が呼びかける平和や労働の課題において団の活動を支えるとともに、都政に関わる課題にも力を注いできました。とくに２０２５年は、開発優先、貧困に苦しむ人たちへの配慮をしない小池知事や都議会における裏金問題も発覚した自民党をはじめとする小池知事を支える勢力に審判を下す都議会議員選挙があります。そして、引き続く参議院選挙では、衆議院で過半数割れをした自公政権に対して、政権交代を迫る大事な選挙です。

　世界中で戦火が絶えない状況で、憲法９条を有する日本は、本来、平和の実現と人類を滅亡に追い詰める危険がある核兵器の廃絶のために先頭に立つべきですが、それと真逆の膨大な軍事費支出が行われています。
　東京支部は、都下の諸団体とも協力しながら、憲法に則った社会の実現に向けて活動をしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。