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新人紹介~寄り添える存在に

第一法律事務所 唐沢 奈穂子

1.自己紹介
 はじめまして。
 第一法律事務所に所属しております74期の唐沢奈穂子と申します。
 出身は東京です。大学卒業後、都内法律事務所職員を経て、現在所属する第一法律事務所事務局に入りました。事務局の仕事は楽しくやりがいがありましたが、一念発起して、仕事の傍ら社会人専用の夜間法科大学院で学び、1年間の司法修習を経て、昨春、弁護士として再び入所しました。

2.弁護士を目指したきっかけ
 弁護士という職業を知ったのは、小さいころに見た米ドラマ「弁護士ペリー・メイスン」だったかもしれません。私が見たバージョンは主演のレイモンド・バーの晩年に撮影されたものだったようです。ペリー・メイスンはボス弁の立場になっていたので些か影が薄く、印象に残ったのは何故かひたすら走らされていた若手弁護士の方でした。そのため私は弁護士というのは走る仕事なんだと思っていました。
 それはさておき、弁護士を目指した直接のきっかけは、事務所で弁護士の活躍ぶりを目の当たりにした日々にあります。
 法律事務所と一口に言っても、事務所の規模や取り扱い案件は事務所ごとに異なりますので、事務職員が関わる業務の内容も事務所によって千差万別です。第一法律事務所は、自由法曹団の一員として、設立以来一環して市井の人々、取り分け弱い立場に置かれた方々に寄り添い、戦っています。それまでの職場との違いに、最初は戸惑うこともありましたが、弁護士の使命を全うすべく依頼者に寄り添い日々忙しく生き生きと駆け回る姿はどこの事務所でも一緒です。次第に自分もその一員に、という気持ちが固まっていきました。
 なお、私が法科大学院に在籍していたのはコロナ禍前でしたので、授業は基本的に教室受講でした。事務所の終業時刻から授業開始時刻までの間が1時間を切っていたため、仕事を途中で放り投げて学校に向かうことは日常茶飯事でした。今思えばかなり迷惑な職員です。仕事と学校の二足の草鞋生活は想像以上にハードスケジュールで、途中でくじけそうにもなりました。無事に修了することができたのは、偏に職場の理解と応援に恵まれたからです。

3.今後について
 事務職員として勤務していた頃は、相談者と深いお話をする機会はあまりありませんでしたが、立場が変わりご相談を深くお聞きするようになって、見える景色も変わりました。
 相談者のお話をじっくりとお聞きし、寄り添い、縺れた糸をともに解きほぐして笑顔を取り戻す。そんなキャッチコピーに憧れるものの、言うは易く行うは難しです。
 仕事の基本である相手のお話をしっかりとお聞きする、ということがいかに難しいかということを実感する日々ですが、できることから一つ一つ着実に吸収し、相談者に寄り添える弁護士になりたいと思っております。
 まだまだ右も左もわかりませんが、ご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。


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