新人紹介
社会貢献のための他領域での活動にも参加したい

弁護士法人響　犬飼　俊雄

１　自己紹介
　はじめまして、弁護士法人響に所属しております73期の犬飼俊雄と申します。生まれは神奈川で、幼少期に宮崎で数年過ごしたのち、東京に移り住み、今日に至ります。東京在住が長いとはいっても、住んでいた（いる）ところは多摩地区で、畑や緑が周りに多いのどかな所でした（です）。修習地は、水戸（茨城県）でした。茨城県は修習で初めて足を踏み入れた土地でしたが、弁護修習の指導担当の先生に、茨城県内の多くの支部裁判所に連れて行っていただけました。そのおかげで、コロナ禍かつ1年という短い修習期間ではありましたが、茨城県各所を巡ることができました。

２　弁護士を志望した理由
　私が弁護士を目指したのは、お寺を営んでいた祖父母の影響が大きいです。日々相談に訪れる檀家さんが、祖父母に救われ喜ぶ姿を見て、将来は地域住民の方の役に立つ仕事がしたいと漠然と思っていました。その思いと、大学で学んだ法律の知識を生かせる職に就きたいという考えが合わさり、弁護士を志すようになりました。法律の分野はさまざまですが、寺院を運営・管理し、トラブルを防ぐための「寺院法務」といわれる領域があることを知りました。将来的には寺院と法務を結びつけることに携わり社会貢献できればうれしいと思っております。

３　自由法曹団と私の今後について
　弁護士登録後、短期間の都内法律事務所での勤務を経て、弁護士法人響に入所しました。その際、縁あって、自由法曹団へ参加することになりました。
　自由法曹団が、「基本的人権をまもり民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与すること」を目的として100年以上の活動の歴史のある組織であることは、恥ずかしながら入団後知りました。私自身、人権感覚が十分養われていないことは司法試験の憲法の成績から強く推定されますが、そのような者も快く団員として迎え入れていただき、自由法曹団の先生方の懐の深さを感じております。
　また、私の出身のロースクールの教授が自由法曹団主催の集会で講演をされているなど、これまで私が関わってきた方の中にも自由法曹団とつながりのある方が多くいらっしゃることを知り、勝手に親近感も抱いております。
　現在は所属する事務所で、債務整理案件を中心に扱っていますが、今後は、自由法曹団に所属する経験豊富な先生方のご指導ご鞭撻を賜りながら、ゆくゆくは社会貢献のための他領域での活動にも参加したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。