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新人紹介

東京南部法律事務所 永井 久楽太

1 自己紹介

 皆さま、初めまして。
 東京南部法律事務所に所属しております73期の永井久楽太(くらふと)とです。
 なお、一応、本名です。
 皆さまから聞かれることが多いため、名前の由来について説明いたしますと、両親が美術関係の仕事に就いており、クラフトマンシップ(craftmanship、職人芸など)から付けられたようです。
 ただ、私は絵がとても下手だったため、中学時代に美術系の仕事はきっぱり諦めました。


2 弁護士を志した理由
 さて、弁護士を志した理由ですが、いくつかきっかけがございました。

(1)小学生時代
 小学生時代に、偶然復刊していた「あたらしい憲法のはなし」(青空文庫に内容が載っております。)を手にする機会がありました。
 そこに載っていた「基本的人権の尊重」、「戦争の放棄」の記載をみて、憲法はすごいものだな、戦争を放棄して平和に暮らしていくことを決めたのはとても良いことだなと、子どもながらに思いました。また、前文も読む機会があり、すごい良いことを言っている・・・!と感動しました(自分で書いていて思いますが変わった子どもでしたね。)。
 思い起こせば、初めて法というものに触れたのはこのときでした。そして初めて触れた憲法の規定が、私の進路に大きな影響を与えました。その個人がその個人らしく生きていくことが保障された社会、これを築いていくことができたら・・・、この考えの基礎がこの時期に形成されたと思います。また、このとき触れた法が憲法でよかったと、感謝しています。

(2)中学時代・高校時代
 まず、2006年の当時のアイフルの全店舗業務停止処分など、この時期、消費社金融業者等による違法な取り立てなどが社会問題となっていました。ニュースで偶然、消費者金融と闘う弁護士の姿が特集されているのを見て、その姿に単純に格好いいと思った記憶があります。
 その後、弁護士という職業を真剣に視野に入れ始めたのは、高校時代の社会の出来事です。
 皆さんもご存じのとおり、2008年9月以降のリーマンショックによって、多くの方が「派遣切り」を受けました。その年末に「年越し派遣村」が設置され、多くの弁護士が相談員として参加していました。その様子をニュースで見ていた私は、突如困難な立場に追い込まれた方の一助になることができる弁護士という職業を真剣に考えるようになりました。

(4)大学時代
 私は2011年4月に大学に入学しましたが、その年の3月11日、東日本大震災が起こりました。
 私は当時のサークルの活動で、避難されている方を支援されている弁護士の活動に触れる機会に恵まれました。中学・高校時代にニュースを介して見ていた弁護士の働きがよりリアルに見え、この仕事をしたいと改めて決心しました。
 また、同じく大学のサークル活動を通じて、労働問題、社会保障問題にも学ぶことができました。そのいずれの問題にも弁護士が活躍しており、これらの問題を解決する一助になりたいと思いました。

3 自由法曹団に入団した理由
 大学時代により多くの弁護士の方と接する機会があり、今、思い起こせば、自由法曹団に所属されている先輩方でした。
 その先輩方は当時も今でも、憲法の理念に立って個人のため、社会のため活躍されています。
 そういった先輩方への尊敬、そして、個人がその個人らしく生きていくことを保障された社会を築きたいという私の理想と、自由法曹団での活動が合致していました。そのため、入団することには何らの抵抗もありませんでした。
 改めまして、憲法の理念を実現させていくため、皆さまと活動していけたらと思っております。
 若輩者ですが、何卒よろしくお願いいたします。


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