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新人紹介

旬報法律事務所  沼田 英久

1 はじめに
 はじめまして。73期の弁護士の沼田英久と申します。
 2021年1月に有楽町の旬報法律事務所に入所しました。気が付けばもう1年も過ぎてしまいました。新人紹介ということでしたが、1年も経つと新人気分もさすがに抜けつつあるので新鮮な「新人」紹介文を提供できるかについては些か不安です。


2 私が弁護士を志した理由
 私が弁護士を、特に労働事件に取り組む弁護士を志望したきっかけは、私自身が大学生の頃に塾講師のアルバイトをしていたときに、職場でちょっとした「労働事件」に巻き込まれてしまいひどく困った経験があったからです(今の私からすれば、そのときの「事件」はかわいらしい「トラブル」に過ぎなかったのですが、当時の私にとっては夢に見てしまうくらい悩ましいものでした。)。私は当時大学でたまたま労働法の講義を受けていて、アルバイト先での出来事が法的には許されないことであると分かったのですが、それでも実際にアルバイト先に対して「おかしいですよ!」と声を上げるのは大変勇気がいることでした。私は労働者が使用者に対して声を上げることの難しさを身をもって感じ、そのような中で声を上げることができないで苦しい思いをせざるを得ない労働者の力になりたいと思い、労働事件に取り組む弁護士を志すようになりました。
 現在所属している事務所は労働者側の労働事件を多数取り扱っている事務所で、私が以前から取り組みたいと考えてきた労働事件に取り組むことができています。大変なこともありますが、先輩方からご指導いただきながらとても充実した日々を送ることができています。


3 弁護士としてこれからやりたいこと
 このように、当初漠然と抱いていた「労働事件に取り組む弁護士」にはなりつつあると自負していますが、最近は、単に「労働事件に取り組む」だけでは十分ではなく、個々の労働者や社会にとって「働く」ことがその人や社会の「幸福」に資するものであってほしいと考え、「『労働』がそのようなものになるように弁護士として何か取り組むことができないか」ということを考えるようになりました。
 もちろん、これはそう簡単に答えが出るものではありませんし、それこそ私一人でウンウン唸って考えても答えは出ないでしょうが、これからの弁護士生活の中での様々な人たちとの交流を経て、少しでも個々の労働者や社会のためにできることがあれば、それに力を注ぎたいと考えています。


4 結びに
 少し大きな話をしてしまいましたが、まだまだ弁護士2年目の「新人」ですので、温かい目で見守っていただけますと幸いです。弁護士になってからの1年間は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなか他人との交流ができていなかったので、早くこのような状況が改善され、皆様と直接お会いしてお話できる機会が増えて欲しいと切に願います。
 今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致します。


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