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新人紹介

代々木総合法律事務所 大井 淳平

1 ご挨拶
 すっかりご挨拶が遅れてしまいました、73期で代々木総合法律事務所の大井淳平と申します。昨年1月より弁護士として執務を開始し、今年で弁護士2年目となります。よろしくお願いします。  今更感もありますが、以下、簡単ですが自己紹介をさせていただきます。


2 弁護士を目指した経緯
 まず、私が弁護士を志したのは、子どもの頃にいじめに遭った経験が大きく影響しています。その際、なかなか周囲に相談できず、苦しい思いをしました。その経験から、いじめに限らず、世の中の理不尽と闘い、その時の私と同じように弱い立場に追いやられている方々の助けになれるような仕事をしたいと考えるようになりました。そうした中で、テレビドラマなどに出てくる弁護士はまさにそのような仕事だと思い、弁護士を目指すようになりました。
 その後、司法試験の勉強をする中で、一時期、最終的な判断を下せる裁判官に興味を持ったこともありましたが、やはり、社会的な活動を含め、多様な活動の中で弱い立場にある方々に寄り添うことができるのは弁護士だと思いました。
 そして、幸運にも司法試験に合格することができ、元々の夢をかなえる事ができました。
 弁護士として活動する以上は、同じ志をもった先輩・同期たちとともに活動し、成長していきたいと思いましたので、自由法曹団にも入団させていただきました。


3 今後の活動について
 既に弁護士になって1年が経ち、刑事・民事問わず多様な事件を担当させていただきました。中でも、ロースクール時代から興味・関心を持った労働事件には精力的に取り組んで参りました。「雇用によらない働き方」をされている方々を含む、日本の労働者は、使用者に都合の良い、不安定な働き方で仕事をされている方も多く、特にこのコロナ禍の中、その「不安定さ」が顕在化しています。労働弁護士は、弱い立場に追いやれてしまっている労働者に寄り添い、共にたたかうことができ、まさに私のしたかった弁護士の仕事ですので今後も取り組んで参りたいと思います。団でも、労働問題委員会には昨年より参加させて頂いており、先輩方の鋭い議論にとても良い刺激を受け、勉強させて頂いております。 今後とも積極的に参加させていただければと思います。
 また、弁護団としては、ひきこもりとされる方等、家族関係に問題を抱える方を「支援」と称して暴力的に連れ去り、拉致監禁を行う悪質業者である「引き出し屋」問題に関連する訴訟の弁護団に加わっております。このような悪質業者が蔓延る背景には、「引きこもり」についての社会の偏見や、そうした偏見の中でご家族がなかなか行政等の適切な支援機関に相談できないという現状があります。そうした現状を変え、多様な生き方が肯定される世の中にしていくことがこの問題の根本解決になると考え、日々の活動に取り組んでいます。
 また、弁護士を目指した経緯もあり、学校でのいじめをはじめ、子どもをめぐる問題にも今後積極的に関わっていきたいと考えております。
 まだまだ、1年目でわからないことが多い私ではございますが、何卒、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


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