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新人紹介

三多摩法律事務所 神垣 真歩

1 自己紹介
 はじめまして。73期の神垣真歩と申します。
 2021年1月に立川市にある三多摩法律事務所に入所いたしました。
 出身は広島で、大学院進学と同時に上京し、現在に至ります。

2 弁護士を目指したきっかけ
 高校1年生の終わりに、「行き場のない子どもたちが安心して生活出来るシェルターを作りたい」という広島弁護士会の先生方から、私が当時所属していた演劇部にお声がかかり、弁護士や司法書士の先生方と一緒に演劇をすることになりました。先生方の目的は、シンポジウムで子どもシェルターをテーマにした演劇をして、子どもシェルターのイメージや必要性を伝えることにありました。
 劇の中で、私は虐待を受けている女の子の役を演じ、「子どもの権利」について考えるようになりました。演劇を含むシンポジウムを成功させ、実際に子どもシェルターを設立させた弁護士の先生方の姿をみて、私は弁護士になりたいと思うようになりました。社会の問題に目を向け困っている人たちの居場所を自ら作ることが出来る、そのような弁護士の活動の幅広さや可能性に魅力を感じたからです。

3 関心のある分野
 上述の弁護士の先生方との出会いから、私は「子どもの権利」について、特に関心を持つようになりました。大学時代には、上述の子どもシェルターのボランティア養成講座を受講し、虐待などにより行き場を失った子ども達への支援に関する状況について学んだり、所属していた刑事政策ゼミの縁で実現した少年院の施設見学を通して少年非行の問題について学習したりしました。また、予備校のチューターのアルバイトでは、学校生活や進路に悩む高校生、学童保育の指導員のアルバイトでは、好奇心旺盛な小学生、子ども食堂の学習ボランティアでは、思春期真っ盛りの中学生、と様々な年代の子ども達と交流してきました。さらに、外国人の親を持ち日本語がわからない子ども達の宿題を手伝うボランティアやカンボジアの孤児院の子ども達と交流するプログラムへ参加して、国内外にいる様々な境遇に置かれている子ども達の姿を目に留めてきました。
 このように、私が最も関心があるのが、「子ども」です。弁護士会の委員会活動でも、子どもの権利委員会に所属し、児童福祉の分野や学校問題に関する部会にも参加しています。法科大学院在学時には、法教育サークルに所属し、小中学生に法教育授業をさせていただく機会があり、法教育分野にも関心があります。現在、法教育サークルでの経験などを活かし、小中学校へ派遣されるいじめ予防授業の講師としても、活動させていただいております。

4 弁護士の可能性
 コロナ禍における生活様式の変化や法改正の動きにより、新たにみえてきた様々な人権問題への対応が求められている今、弁護士には様々な活動への参加が期待されていると思います。弁護士として働き始めた1年目は、通常の業務以外にも、第二東京弁護士会主催の「女性のための生活、仕事、子育て、なんでも相談会」に相談員として参加したり、第3次新横田基地公害訴訟の弁護団に加入したり、個人的に関心の高い子どもの権利分野で上述のとおり様々な活動をすることが出来ました。2年目となる今年は、「基本的人権をまもり、民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与する」という自由法曹団の目的に恥じない弁護士でいられるよう、自分の可能性を信じて、より様々な活動に積極的に参加していきたいと思います。
 弁護士として走り始めたばかりの若輩者ではありますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


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