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新人紹介

三多摩法律事務所 岡村 拓究

1 弁護士を目指したきっかけ

 団員の皆様はじめまして。三多摩法律事務所の岡村拓究と申します。私は、千葉県流山市に生まれ、新潟大学法学部と一橋大学法科大学院に通った後、宇都宮での司法修習を経て、今年1月に今の事務所に入所致しました。
 私が弁護士を目指したきっかけは、高校生のときに参加した高校生模擬裁判選手権にあります。この大会は、参加校が弁護側と検察側に分かれ、事件記録を基に自分たちの主張を組み立てた上で、東京地裁の法廷において他校と裁判形式で対戦するというものでした。リアルな証拠をもとに、仲間と協力して自分たちの主張を練り上げ、それを公判廷の場で表現することに楽しさを感じ、弁護士を将来の仕事にしたいと考えるようになりました。
 理想の弁護士像を思い描くようになったのは、学部生の頃でした。大学の講義で、弁護士が社会の中で人知れず苦しんできた人々と共に闘い、社会を変えてきた歴史を学び、弁護士の仕事の奥深さに感動しました。また、大学の図書館で見つけたDVDの中で、弁護士がホームレスの方々に「無料法律相談やってます」と声をかけて回っている姿を見て、弁護士だからと偉そうにすることなく、常に社会の中に救済されるべき人はいないかを考え、弱者のために地道な活動が出来る弁護士に憧れるようになりました。
2 自由法曹団に入団した経緯
 そのような理想の弁護士像を思い描きつつも、法律事務所への就職活動では、当初企業法務系の事務所を見て回っていました。ロースクールでの周囲の状況を見て、とりあえずは企業法務も含めて幅広く経験し、自分のやりたいことは経験を積んでからで良いと考えていたからです。しかし、事務所から期待される役割と自分の理想像との乖離を感じ、自分の進路に悩んでいました。その頃、色々な事務所を見ようと四団体合同説明会に参加したところ、そこで出会う先生方とは、自分の理想を嘘偽りなく話すことができ、自分の進むべき道が見えた気がしました。そして、一つ一つの事件を通じて、社会全体の問題点を捉え、世論を巻き込んで活動されている団の諸先輩方に見習いたいと考えました。その思いのまま、今の事務所に入所し、自由法曹団にも入団させて頂きました。
3 おわりに
 現在は、事務所内で幅広い事件を取り扱うほか、首都圏建設アスベスト訴訟弁護団にも所属しております。中には、今までの自分の人生では出会わなかったような、様々な苦境に立たされている方々にも出会い、弁護士に期待されている役割の広さと責任の重さを改めて実感しています。今後も、団の諸先輩方のご指導を仰ぎながら、理想の弁護士像に向けて、一歩一歩着実に前進したいと思います。


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