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新人紹介

東京法律事務所 浅野 ひとみ

1 弁護士を目指したきっかけ

 はじめまして。東京法律事務所所属、73期の浅野ひとみと申します。神奈川県出身、中央大学卒業・中央大学法科大学院修了し、去年12月に自由法曹団に入団しました。
 私が、弁護士を目指したきっかけは、大学でとあるサークルに入ったことから始まりました。そのサークルでは、社会問題に関心がある学生が集まって、週1回自分が関心のある問題について報告し、皆で感想交流などを行います。また、長期休暇には皆で現地まで行き、当事者の方にお話を聞いたり、現場を見学しに行きました。
 そのような活動をしていた中、大学3年生となり、進路の選択を迫られました。その際、私は、サークル活動を通して、自分が一番関心のある社会問題は何だろうと考えました。折角自分で進路を決めるのであれば、自分が一番許せない思いを抱いている社会問題に携われるような職業に就きたいと考えたからです。悩んだ結果、私は日本の労働問題を解決したいと思いました。本来、人間は生きるために労働するはずなのに、その労働(環境)によって精神を患い、場合によっては亡くなってしまうことに矛盾を感じていました。また、ある解雇やハラスメント行為が労働者だけではなく、その家族にも影響が及ぶにもかかわらず、使用者はその影響を理解していないような処分をすることなどに強い憤りを感じていました。そして、労働問題を解決する上で、私自身が当事者のすぐそばで活動したかったこと、弁護士であれば意見書の提出や各種運動にも携わることができると考えたため、弁護士になることを志しました。

2 自由法曹団に入団して
 私が弁護士を目指したきっかけは上記のとおりですが、私は労働問題以外にも、大学時代のサークル活動を通じて、原発問題、公害問題、基地問題など様々な社会問題があり、多くの方が今も被害に苦しんでいることを知りました。また、私が大学生・法科大学院生の時には、秘密保護法や戦争法、共謀罪など戦争ができる国づくりに向けて様々な法案の強行採決が繰り返されました。このような情勢下において弁護士になったからには、事務所の垣根を越え、様々な人権課題について、運動面や世論形成にも携わりたいと考えため、自由法曹団に入団しました。

3 現在の活動と今後の抱負
 現在、事務所内では様々な労働事件を担当しております。弁護団は、首都圏建設アスベスト訴訟弁護団に加入しました。加入のきっかけは、法科大学院1年生の際、自由法曹団に加入している弁護士の方から、被害の実態をお聞きして、被害者の方が亡くなってしまう前に、一刻も早く解決したいという思いを抱いたためです。
 また、将来的には、弁護士という立場を生かして様々な社会問題にアプローチしていくために、声明文の作成やその他企画運営にも携わってみたいと考えております。
 先輩方を見習って、様々な活動に参加したく考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


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