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新人紹介

東京南部法律事務所 坪田 優

1 はじめに

 みなさま初めまして。東京南部法律事務所所属の坪田優と申します。修習期は72期ですので、もはや新人ではありませんが、遅ればせながら自己紹介をさせていただきます。

2 弁護士を目指したきっかけ
 私が弁護士を目指したきっかけについては、私自身正直あまり覚えていません笑。元々、何をどう勘違いしたのか自分が音楽の道で食べていけると錯誤し、高校にも行かずにギターを弾いてばかりいました。その後、様々な事情(ここでは紙幅の関係上割愛します)から中央大学に入学し、大学の友人の紹介でとある貧困問題や原発問題に取り組むNPO法人と出会いました。そこでは学生ながら様々な経験をすることができましたが、一方でどこか限界を感じてもいました。そこで、法律を武器にして、生活に困窮している人や様々な理不尽な目にあっている人と共に闘いたいと考え、法律家を目指した…ということにしておきます。
 実は、実家から掘り起こした小学生の私が未来の自分へ宛てて書いたメッセージを見たところ、福井地裁(私は福井出身です)のイラストが描いてあったのです。これを見て、妙な感慨を覚えるとともに、人はそこまで遠くにはいけないのだと寂しさも感じました。

3 弁護士としての現状、今後の展望
(1)弁護士として活動しはじめてちょうど1年が経過しました。この1年で、家事事件、労働事件、その他一般民事事件など、様々な事件に触れることができました。しかし、1年を振り返ってみると反省点も多くあります。これを今後の糧にして、所属事務所はもちろん、団員の諸先輩方のような素晴らしい弁護士になれるよう努力を続けたいと考えています。また、技能実習生問題や入管問題など、自分が近年関心を寄せている分野の事件にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
(2)現在私は、首都圏建設アスベスト訴訟弁護団と羽田新飛行ルート取消訴訟弁護団に所属しております。
 首都圏アスベスト弁護団では、先輩方の長年の活動による集積や成果の規模に圧倒されつつも、日々勉強し、石綿曝露によって苦しい思いをされている原告の方々の救済を目指し尽力したいと考えています。
 羽田新ルート取消訴訟弁護団は、昨年発足したばかりの新しい弁護団です。都心上空や川崎コンビナート上空を低空飛行する飛行経路の取消を求めて訴えを提起し、現在東京地方裁判所に係属しています。この訴訟では、行政処分の違法性という論点の前段階として、処分性や原告適格等の訴訟要件が大きなハードルとして立ちはだかっていますが、こちらも騒音や落下物の危険等に日々脅かされている住民の方々のために、精力的な活動を続けていきたいと考えています。


4 おわりに
 自由法曹団には、歴戦の諸先輩方が団員として所属されています。こういった先輩方の背中を見ながら、日々の職務を全うしつつ、人権活動にも精力的に参加することができるよう努力をしてまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


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