新人紹介

弁護士法人・響　島井　伸仁

１　自己紹介
　弁護士法人・響に所属している島井伸仁と申します。
　出身は奈良県です。薬師寺や唐招提寺のある西ノ京という町で育ちました。おかげで、今でも寺社仏閣などを散策することが趣味です。
　大学は、関西大学社会学部出身です。途上国で家建築をする国際ボランティアサークルに所属し、国内外でボランティア活動に勤しんでおりました。ビッグイシューでアルバイトをしていたこともあります。
　ロースクールも大阪ですので、弁護士になって、初めて東京で暮らすようになりました。東京の物価の高さと人の多さには面食らいました。ランチをワンコインで済ませられないのが痛いです。一方で、公共交通機関は安いので、近頃は、ただひたすらバスに乗り続けるということにはまっています。東京の街を手軽に散策できて楽しいです。

２　弁護士を目指した理由
　はじめ、大学時代の経験から、NPOに就職しようと考えていました。しかし、多くのNPO職員は薄給で、結婚を機に、一般企業へ転職する男性職員がたくさんいます。皮肉を込めて「男の寿退社」と言う人もいました。私は、お金を稼ぎたいという欲求もあったため、NPOへ就職することを躊躇しました。
　進路に迷っていたあるとき、知人から１冊の本を紹介されました。高野嘉雄弁護士の弁護士人生を振り返る「更生に資する弁護」という本です。それまで、弁護士になるということは微塵も考えていませんでしたが、この本を読んで、弁護士はお金を稼ぎながら困っている人の役に立てる仕事なんだと盲信した私は弁護士を志すようになりました。

３　現在とこれから
　実際に弁護士をやってみると、当然のことながらきれい事ばかりではありませんが、幸いなことに、概ね、望んだとおりに仕事ができているのではないかなと思っています。
　弁護団事件としては、羽田新ルートの弁護団に参加しています。響は若い事務所なので、ベテランの先生方と一緒に仕事ができる非常に貴重な機会です。今は諸先輩方についていってばかりですが、自分もしっかりと貢献できるように研鑽を積んでいきたいと思っています。
　今後、取り扱ってみたい分野はたくさんありますが、今は、とにかく経験値を積むために、頂いた依頼やお誘いなどは、スケジュールが合う限り引き受けるようにしています。その中で、少しずつ得意分野を広げていければと考えています。
　また、受験生時代からの密かな野望として、判例百選に掲載されることがあります。道のりは長く険しいですが、いつか叶えられる日が来ると信じて、目の前の仕事一つ一つと真摯に向き合っていく所存です。
　皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。