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新人紹介

弁護士法人響 山本 隆彦

1 弁護士になったきっかけ
 私が弁護士になったきっかけは、幼少時の世間の雰囲気の変化が大きく影響していたように思います。子供の頃にバブルが崩壊し、世間の雰囲気が一変したのをよく覚えています。私はいわゆる就職氷河期の世代で、周囲でも就職に苦労し、入った会社でも過酷な労働を強いられ、リストラに翻弄されている人々の姿をよく見ていました。そこで、組織の都合で振り回されない自分を確立し、組織の都合で振り回されている人々の力になれればということは強く感じていました。今にして思えば、弁護士という職業は、まさにその希望を叶えられるものだと思います。もっとも、当時はまだ弁護士を目指そうというハッキリとした目標をもっていたわけではありませんでした(そもそも法学部ですらありませんでした)。当時私は別の道を目指していましたが、どうも自分には合わないように感じ(ガンバリが足りなかったともいいます)、その道を進むことを辞めてしまいました。その後特に目指すものもなく過ごしていましたが、このままではいけないと思い、一念発起して司法試験に挑戦することにしました。
 もっとも、法学部ですらなかった私にとって司法試験はそう甘いものではなく、苦戦が続きました。その後周囲のサポートもあってどうにか試験に合格し、ようやくスタートラインに立ちました。

2 自由法曹団に入った理由
 私が自由法曹団の存在を知ったのは、現在の事務所に入所してからでした。自由法曹団はまさに自由を守るために戦う集団であり、法曹としてよい刺激を受けられるとのことであったため、参加をさせていただきました。
 正直に申し上げて、自由法曹団に参加する前はちょっとコワイ先生方の集まりなのかなと恐れておりました。しかし実際に参加してみるとまったくそんなことはなく、どの先生も気さくで親切であり、想像よりもはるかに親しみやすい集まりでした。定期的に集まる機会を設けて頂けるので、団員同士の交流も図りやすいところだと感じています。
 また、自由法曹団に所属する先生には憲法上著名な事件に取り組んでおられた先生も参加されており、そのお話は大変参考になりました。特に、恵庭事件や砂川事件、長沼ナイキ基地訴訟を担当されていた内藤功先生がいらっしゃった際、持ち時間の中で淡々と現在手掛けている事件について報告されている姿が印象的でした。
 私も微力ながら自由法曹団員として何かできればと感じております。今後ともよろしくお願い申し上げます。


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