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新入団員の紹介

城北法律事務所 片木 翔一郎

 はじめましての方もそうでない方も,今年の1月に入団しました城北法律事務所71期の片木翔一郎(かたぎしょういちろう)と申します。カタギの人間です。カタキではありません。よろしくお願いします。
 出身は,泉南アスベスト訴訟で法曹界では有名な,大阪府泉南市です。中学・高校は奈良県の私立学校の寮に入っていました。そう考えると,もう実家に住んでいた時間よりそれ以外の時間の方がはるかに長いですね。そして、大学入学に当たり上京し、早稲田大学法学部、早稲田大学法科大学院と進学しました。修習地は晴れのくに岡山でした。
 私は,大学,大学院時代と池袋付近に居住し、生活圏としておりました。そのなかで、普段使用している近くの商店街が道路による分断の危機にさらされていると知りました。身近なところに大きな法律問題が潜んでいたと知り、愛着ある池袋の地域のために働きたいと思い、城北法律事務所に入所することとなりました。
 せっかく紙面を使ってよいとのことなので事務所のことも褒めておきましょう(誰かに言われたわけではありません)。私は,入所以来、事務所からは大小さまざまな事件、あるいは事件以外にも本当に多種多様なお仕事をいただき、毎日を新鮮な気持ちで過ごしております。仕事をするなかで、以前からの友人や大先輩など、多くの弁護士と会う機会がありますが、仕事について話していると、数ある事務所のなかでも城北法律事務所は本当に幅広い仕事が集まる事務所だということがわかります。そのような事務所の一員として働かせていただいていることに誇りを持っています。今では入所のきっかけともなった道路訴訟の弁護団(特定整備路線補助26号線弁護団)にも参加させていただいています。こんなところでしょうか。
 さて,池袋地域の大きな訴訟に参加していることはこれでお分かりいただけたと思いますが,私が参加しているもう一つの大きな事件がHPVワクチン薬害訴訟です。この訴訟は国や世界的製薬会社2社を相手取り、多くの原告、弁護士、支援者が協力して行っています。この訴訟に参加していると、自分たちが戦っている相手の巨大さを本当に思い知らされます。しかし、同時にこのような世界的に大きな訴訟の一部を若手にも担わせてもらえる、むしろ必要とされる、という弁護士の仕事に大きなやりがいと大きな責任を感じています。
 今年の7月19日には,東京地方裁判所でこの訴訟の3次提訴とその入廷行動が行われました。そして,私が3次提訴原告さんや弁護団代表とともに横断幕をもって先頭で入廷する大役を仰せつかりました。HPV薬害被害者弁護団のホームページにはその写真が掲載されていますので,ぜひご覧ください。ご覧いただくとわかるのですが,隣の原告さんと私との身長差が大きく目立ちすぎて,果たして本当に私でよかったのかたいへん疑問です。
 また,この訴訟には私以外にも多くの新規団員の方が参加していますので,皆様ご支援よろしくお願いします。
 やや砕けた文章になってしまいましたが,最後にまじめなひとことも。一つ一つ目の前の仕事をこなして気づいたら社会の大きい力になっていた。そんな風になれたらいいなと思います。支部員の皆様,今後ともどうぞよろしくお願いします。


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