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自由法曹団員として

代々木総合法律事務所 藤原 朋弘

1 はじめに
 初めまして。私は、今年の1月に弁護士登録をして代々木総合法律事務所に入所した71期弁護士の藤原朋弘と申します。最近色んな団体に顔を出した時に年齢を言うとチヤホヤされることがわかったのでここでも年齢を言います。25歳です。入所してからはや5か月が経ち、わからないことはまだまだ多いですが、それでも徐々に仕事に慣れ始めてきたかな~という感じです。今日は自己紹介の機会をいただいたので、少しですが自己紹介させていただきます。

2 弁護士になろうとしたきっかけ
 私は特になにかこれやりたいとかこの問題を解決したいなどの大義名分があって弁護士を目指したわけではありません。高校生の頃、なんとなーく潰しが効きそうだと思って法学部法律学科に進学し、せっかく法学部に入ったのだからと司法試験受験生向けの講座を受講したのが今につながっているのだと勝手に思っています(余談ですが法学部に入った当初の新歓では大多数の人が弁護士になりたいと言っていたような記憶があります。みんなどこに行ったのでしょうか)。大学3年生の進路選択の時期、公務員になろうかロースクールに進学しようかと悩んでいた際、労働法の授業でアスベスト被害者の遺族の方のお話を聞いて世の中にはこんなに苦しんでいる人たちがいるんだと知り、弁護士になってアスベスト訴訟に関わってみたいと思って本気で弁護士を目指すことにしました。

3 自由法曹団を知ったきっかけ
 弁護士を目指したはいいものの司法試験は当然生易しいものではなく、司法試験に向き合うだけで精いっぱいでしたので、ロースクール時代になにか活動をしようとは微塵も思わず、司法事件を受験するまでは自由法曹団はおろか青法協すら知りませんでした。受験後友人に勧められて70期の7月集会に行ってみてそこで初めて自由法曹団で活躍している先生方に会いました。
 その後は、アスベスト訴訟に関わってみたいという思いもあり、また、授業でとった労働法が楽しくて労働者側で弁護士をやってみたいと思って、団系の事務所への就職がとんとん拍子で決まったと、そんな経緯です。今では、団員として労働問題委員会と構造改革PTの一員として頑張っています!

4 自由法曹団員として
 以上の経緯からもわかるとおり、私は政治にも疎く、漠然と労働者側で弁護士をやってみたいとの理由で団系の事務所に入ったいわゆるにわかです(にわかという言葉は嫌いですが)。こんなにわかでも修習中に新聞や本を読んで色んな社会問題を勉強し、7月集会の事務局長として活動して、今の安倍政権に強い怒りを感じています。
 この前の団の5月集会で沖縄の新垣先生が、「今の若者は怒らなさすぎる。もっと怒りを、感情を爆発させなさい」と仰っていたことがとても印象に残っています。団員として今感じている怒りを爆発させ、安倍政権を退陣に追い込むような活動ができればと思っています。また、日本社会の岩盤を切り崩す構造改革や労働法制改悪、憲法改悪、福祉の切り下げ、徐々にマジョリティ化しつつある相対的貧困など解決しなければならない大きな問題が山積みです。こうした大きな問題を解決しない限り日本はいい方向に向かうとは思えないので、団員として身近な人にも寄り添いつつ、大局的な視野に立った活動もしていきたいです。
 まだ色々な面で不勉強なところもあり、ご迷惑をおかけすると思いますが今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。


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