自由法曹団 東京支部
 
 
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団支部の活動紹介

サマーセミナーのお誘い


 今年のサマーセミナーは、8月27日(金)午後1時〜28日(土)午前12時までで、甲府の湯村温泉で開催します。  内容は、以下の通りです。

1 27日は「裁判員裁判どう取り組む、どう闘う」と題して、裁判員裁判での弁護の実践的取組のポイントと適切な弁護のための工夫を裁判員裁判経験者の経験交流を通して議論し、深めてみたいと思います。
 最初に実際には大半を占める「情状弁護の実践的工夫」として、裁判員裁判で情状弁護を経験された一之瀬団員の経験をもとに、議論をしたいと思います。特に裁判員に対しての「冒頭陳述」「証拠提示」「証人訊問」「弁論」の打ち出し方・アピールの仕方や裁判員への「わかりやすさ」のポイントについて、経験者とともに、裁判員の視点を参考にする工夫もしたいと思います。
 次に、千葉での裁判員裁判で無罪をとられた浦崎弁護士をお招きして、無罪を勝ち取るための工夫や裁判員へのアピールポイントなどの工夫をうかがい、われわれが実際に裁判員裁判で「無罪」を勝ち取れるための基礎固めをしたいと思います。
 また、全体の議論のコメンテーターとして、田岡弁護士と一橋大学の後藤昭教授にご参加いただくことになりました。裁判員裁判に取り組む(ことになっているorかもしれない)団員のみなさん、実践的議論を尽くして、「成果の上がる」裁判員裁判を取り組みましょう。

2 28日は、明治大学の山田朗教授に、「日韓併合100年を機会に日清日露戦争から現代東アジアの平和を考える」という題で講演をお願いしました。1時間30分ほど講演いただき、休憩後1時間ほど質疑応答をし、最後にまとめをいただくことになります。
 内容的には、過去の「侵略」の歴史を踏まえた未来への展望と運動提言を講演をお願いしております。大逆事件100年でもあることを踏まえてみると「戦争、植民地支配、言論弾圧」は一セットであり、戦争と内政への影響、マスコミのあり方が大きく関係しており、現代において「新しい戦争」への協力体制が組まれ、アジアへ影響を及ぼしている点に言及されるということです。
 また、現在の東アジアでの「北朝鮮」と「中国」の存在についても、両国の実態と「本音」及「軍拡モード」を「軍縮モード」に切り換えてゆくためにどう取り組むか、など極めて現代的・実践的テーマについてもお話しいただく予定です。
 まだ山田教授の講演の内容は固まりきっているわけではないので、「この点も聞きたい」「あの国の動きも聞ければ」という要望がおありでしたら、団支部のMLでどしどしご要望ください。

 
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