自由法曹団 東京支部
 
 
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団員の活動紹介

はじめまして 新入団員自己紹介

三多摩法律事務所 高畠 健人

第1 はじめに
 三多摩法律事務所の高畠健人と申します。70期の弁護士で、2017年12月に弁護士登録をしたばかりの新人です。簡単ではありますが、自己紹介をさせて頂きます。

第2 弁護士を志した理由
 私は、困っている方々を助けたいという思いから、弁護士を志しました。では、何故困っている方々を助けたいと思ったのか今になって考えてみると、祖父が関係している気がしています。
 私の祖父は、太平洋戦争に兵士として徴兵され、実際に海外の戦地で軍事行動をしました。もっとも、祖父は日本に帰ってきてから祖母や娘達に戦争の話を余りしなかったために、私の母は祖父が軍人としてどこの戦地においてどのようなことをしたのかほとんど知らず、私も祖父の戦争体験については断片的な話しか聞いていません。ただ、私が中学生の頃に母から聞いたこととして、祖父が命からがら日本に帰国して四国にある実家に帰ってきた際に祖父の母から「何故帰ってきたのだ」と責められたという話は今でも忘れることができません。
 当時は、「戦争は絶対やっちゃいけない」、「おじいちゃんが可哀想」という程度の感想しかなかったのですが、今になって考えると、国のために命を捧げることが善しとされていた当時の異常な状況を感じるエピソードだと思います。
 祖父の戦争体験が、困っている方々を助けたいという私の思いの根本にある出来事であることは間違いありません。

第3 自由法曹団との出会い
 お恥ずかしながら、私が自由法曹団の活動内容を正確に知ったのは事務所に入所してからでした。新人団員向けの勉強会の席で、自由法曹団がこれまで取り組んできた活動や事件についてご説明いただきました。その中でも特に印象的だったのが、憲法を学習する者には必携である憲法百選に掲載されている多くの憲法事件に団員の方々が関わっているという事実でした。  その事実を知った時には、自由法曹団の歴史の深さを実感するとともに、自分も諸先輩方のような弁護士になれるのかとプレッシャーを感じたことを覚えています。

第4 現在取り組んでいる事件などについて
 現在は、新生存権裁判の弁護団に加入し、生活保護利用者の方々とお話をさせていただくなかで、日本の社会保障制度について改めて勉強をしているところです。また、「3000万人署名弾圧事件」についても弁護団の一員として取り組んでいます(この事件については、別途支部ニュースでご報告させていただきます)。

第5 最後に
 現在は、人権課題に積極的に取り組む先輩方の活動を支部ニュース等で目にする度に感銘を受ける日々ですが、困っている方々と助けたいという思いを常に忘れずに、自由法曹団の企画・活動に参加し、様々な人権課題に取り組んでいきたいと考えています。
 今後とも、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

 
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