自由法曹団 東京支部
 
 
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団員の活動紹介

はじめまして

東京法律事務所 川口 智也

1 はじめに
 東京法律事務所の川口智也と申します。69期の弁護士で、2016年12月に弁護士登録をしてから1年ちょっと経過しました。もともと労働者側の労働事件や労働組合運動に取り組みたいという思いから、弁護士を目指したのですが、現在は、原発訴訟や沖縄基地問題、憲法関連の活動など、様々な分野の活動に取り組んでいます。既に70期の登録も始まっており、今さらという感じもありますが、自己紹介をさせて頂きます。

2 自由法曹団との出会い
 私が自由法曹団と初めて接触したのは、2013年の夏でした。当時、私は某ロースクールの2年生で、夏季休暇の間、神奈川県の法律事務所で3週間のエクスターンシッププログラムを受講しました。通常の事件の打合せや期日に参加するだけでなく、原発訴訟や大規模な労働事件の弁護団会議に参加したり、憲法の学習会で講師のお手伝いをしたりと、今の私が取り組んでいる事件や活動につながる有意義な経験をさせて頂きました。また、エクスターンの担当弁護士の方から、自由法曹団とその活動内容を説明して頂いたと記憶しています。
 ある日の夕方、その弁護士の方から「これから街頭宣伝やるから来ない?」と声をかけて頂きました。街頭宣伝が何なのかも全くわからないまま、興味本位で参加したところ、なぜか自由法曹団神奈川支部の旗をもつという役割を任されました。その後、支部の会議と懇親会にも連れて行って頂きました。その際、どのようなことを話したのかはよく覚えていませんが、こんな活動をする弁護士団体もあるのかと驚いたことは覚えています。もっとも、その後、まさか自分が自由法曹団の一員になるとは、この時点では全く想像していませんでしたが。

3 自由法曹団での活動
 自由法曹団に加入してから、この1年で、様々な自由法曹団のイベントに参加させていただきました。最も記憶に残っているのは、昨年9月に参加した沖縄調査団です。沖縄の米軍基地問題について、現地を訪問し、現地の方の話を聞いて学びたいという思いから参加しました。多くの弁護士と一緒に学ぶことができ、非常に楽しい思い出となりました。沖縄基地問題に関する理解が深まったことは言うまでもありませんが、現地で基地反対運動に取り組む方や自由法曹団沖縄支部の先生方から、基地問題にかける熱い思いを直接聞くことができたのは良い経験になりました。若手弁護士のために予算を割いて頂いた東京支部と調査スケジュールの調整や現地での準備を整えて頂いた東京支部の先生方には、本当に感謝しています。

4 最後に
 弁護士になってからまだ1年程度ですが、広範な人権課題に積極的に取り組む自由法曹団の皆さまの活動には、いつも圧倒されています。自由法曹団や先輩団員の皆さまがこれまで取り組んできた数々の困難な人権課題の話を聞くと、弁護士が果たすべき役割について考えさせられます。そのような猛者が集う自由法曹団の中で、私がどれほど存在感を出していけるかと思うと、あまり自信はありません。しかし、昨今の厳しい情勢からすると、そんな悠長なことを言っている場合でもなさそうです。今後も、自由法曹団の企画・活動に参加し、様々な人権課題に取り組んでいきたいと考えています。
 また、昨年は残念ながら中止となってしまいましたが、ソフトボール大会をとても楽しみにしています。今年こそ良い天気になるよう祈っています。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 
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