自由法曹団 東京支部
 
 
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団員の活動紹介

はじめまして 新入団員自己紹介

城北法律事務所 久保木 太一

  1. はじめに
     はじめて弁護士に漠然とした憧れを抱いたのは、中学生の頃だったと記憶しています。阿部寛が主演を務めた「最後の弁護人」というマイナードラマを熱心に見ていた私は、ほとんどお金をもらわずに社会から疎外されている犯罪者を弁護する「国選弁護人」という仕事を知り、「誰もやりたがらない」この仕事をやって社会に貢献したいと思い、将来の夢を海洋学者から弁護士にシフトしました。
     なお、念願叶って弁護士になった現在は、「国選弁護人」が「誰もやりたがらない」仕事から人が群がる仕事になってしまったため、特に国選弁護を積極的にやりたいという気持ちはなく、民事・刑事をバランスよくやっていきたいと思っています。
  2. 弁護士を目指した理由
    (1)法律に対するイメージ
     私は法学部から法科大学院既習コースに進んだため、法律とは18歳の頃からずっと付き合っていることになります。
     しかし、私は学生時代、法律があまり好きではありませんでした。法律は無味乾燥したものだ、と思っていたからです。法律を勉強すればするほど、自分がドライな人間になっていく気さえしました。
    (2)青法協との出会い
     法科大学院3年生の頃でした。たまたまクラスメイトに青法協活動をしていたYさんがいて、たまたまYさんと自主ゼミを組んでいたことが縁で、青法協主催の学習会にそうと知らずに参加しました。その後、Yさんから青法協の話を聞いた僕は、「これだ」と思いました。憲法・人権を守るという目的のために法律を使う。そう考えれば、無味乾燥した法律に意味を見出せ、法律を学ぶ意義があるじゃないか。Yさんは慎重な性格なので、司法試験後まで私を青法協に勧誘することはありませんでしたが、私としては、青法協の存在を知ったそのときから、青法協に入りたいと思っていました。
  3. 自由法曹団に入って
     青法協の機関紙に毎月のように投稿しているため、危うく間違えるところでしたが、この原稿は青法協ではなく自由法曹団に宛てたものです。以下、自由法曹団について書きます。
     弁護士になる前、加入資格がないこともあり、自由法曹団とのかかわりはあまりありませんでした。参加したイベントといえば東京支部のソフトボール大会ぐらいであり、「レク企画のために事務所を1日しめるだなんて、なんて『自由』なんだ」くらいの印象をかろうじて抱いていたくらいです。
     弁護士になって、団本部に出入りするようになってからは、私は自由法曹団が大好きになりました。専門的かつ熱のこもった議論が大好きです。時事的な問題に素早く反応するフットワークの軽さが大好きです。自由法曹団の先輩方が大好きです。自由法曹団の先輩方と飲みに行くのが大好きです。
     学生時代、日常的にアイドルにファンレターを書いていたため、危うく間違えるところでしたが、この原稿はアイドルではなく自由法曹団に宛てたものです。とはいえ、これが私の自由法曹団への偽らぬ想いです。
  4. 訪米の成果等
     執筆依頼のFAXに「訪米の成果も踏まえお願いします」と書いてあるため、ここで踏まえます。
     先日、国会議員などの様々な方々とワシントンに訪米し、プルトニウム問題についてのロビーイング等をしてきました。とても実りの多い訪米となり、「政治は動かせるものなんだ」という感触を持ち帰ることができました。
     自由法曹団のメンバーとして何度か行った国会前スピーチもそうですが、弁護士1年目だというのに、普通の「弁護士」をやっていたら決してできない経験をたくさんさせてもらっています。
     若手にも活躍の場をくれる自由法曹団に感謝がやみません。大好きです。
 
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