はじめまして 新入団員自己紹介

ひめしゃら法律事務所　　佐野 千春

はじめまして、2016年12月に弁護士登録をした修習69期の佐野千春と申します。
　私は、2017年1月に日本司法支援センター（法テラス）のスタッフ弁護士として採用され、今年1年間、立川のひめしゃら法律事務所で養成を受けています。
　私が弁護士を目指したのは、地方公務員だったときに、様々な地域に住む人々や状況にある人々と話をする機会がありましたが、その人々が抱えている問題の解決の方法にやや疑問を持ったことがきっかけでした。
　どのような地域に住んでいる方や状況にある方であっても、法律問題に巻き込まれる可能性はあります。その中で、裁判所や弁護士へのアクセスが上手くいかないことで、紛争解決が遅れたり、客観的にみれば不公平な解決となっていることもあるように思いました。
　いろいろな紛争解決手段を知った上で、裁判所や弁護士の活用をしないという選択の結果であれば良いのですが、そもそも利用を思いつかない方もいらっしゃるように思います。
　そこで、そのような方々への司法アクセスの改善をしたいということで、弁護士を目指し、法テラスのスタッフ弁護士となりました。
　自由法曹団については、修習生のときに知りました。
　私の周囲の、法曹関係者でない親戚や友人でも原発訴訟の原告団に参加したり、デモ活動に参加するなどをしている人がいますが、その親戚や友人から、弁護士が自分たちの言動を守ってくれる活動をしていることがどれだけ心強いかという話をよく耳にします。
　社会の問題から目を背けずに、問題に向き合おうという人々がいるからこそ、より良い社会が作られていくのだと思います。誰かが声をあげなければ変わらない問題も多くあると思います。
　どのような人も自由に意見を言えるような社会を大事にしたいです。
　団の活動としては、先日の群馬県磯部で行われた5 月集会に初めて参加しました。
　諸先輩方の活動に感動し、心強く思いました。
　自分にできることは限られていますが、まずは、社会の問題を見ようとすることから始めたいと思います。
　 そして、1人ではなく、多くの仲間とともに活動をしていきたいと思います。
　自由法曹団の先輩の皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。