自由法曹団 東京支部
 
 
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団員の活動紹介

平和や労働者の権利、生存権のために

代々木総合法律事務所 水谷 陽子

 東京支部のみなさん、68期の水谷陽子と申します。代々木総合法律事務所に入所しました。修習生時代には68期7月集会の実行委員長をしており、団の先生方には大変お世話になりました!ありがとうございました。今後は後輩弁護士として、よろしくお願いします。

◆自由法曹団の弁護士を目指したわけ
 弁護士を目指したのは高校生の時で、それ以前は、戦争をなくすのに役に立てる職業に就きたいけど、そんな職業あるんかしら…と考えていました。平和問題に関心をもったきっかけは、たまたま中学時代に地雷について調べ物をしたことです。殺すのではなく障害を負わせることで敵の兵力や経済力を低下させるのが目的の兵器だということに、むちゃくちゃショックを受けました。人間がその人個人として恨まれて…ではなく、敵の力をそぐための道具として攻撃されるというのがとても怖かったです。(もちろん前者の場合も怖いですが、人間がモノ扱いされるという現実を知ったのが初めてでゾッとしたんです。)戦争が終わっても地雷が残っているせいでまだ傷つく人がいるという事実には、一度戦い始めると被害を終わらすのってむちゃくちゃ大変なんだな…と感じました。そんなことを考えていたらイラク戦争が起こり、「え、世界の戦争って全然終わらんの?大人は何やっとんの?」と中学生ながら腹を立てたのを覚えています。
 しかしその後、高校生になり、今度は自分の祖父母が入所した高齢者施設でずさんな扱いを受け、「行き所がないせいで弱い立場になっている高齢者の権利が危うい!身近な問題でたたかわねば!」という気持ちで、コロッと弁護士を目指すことにしました。
 悪い介護士とたたかうぞという気持ちで上京し法学部に入り法律の勉強を始めましたが、最初に勉強した民法の意思表示云々と自分のやりたい事の関連性が全く見いだせず法律の勉強に飽き、関心のある社会問題を学ぶことにしました。そこで、福祉現場で働いている青年たちの集会に行って話を聞いてみたりすると、働き方の酷なことに驚きました。20人30人のお年寄りに対して夜勤は1人2人とか、先輩や同僚が辞めていくからノウハウが引き継げないとか…「そんな状況なら事故や虐待も起こるわ!」と納得しました。根本的な解決のためには福祉労働者を敵視するのではなくて、労働者が安全に働けるようにしないといけないと考え方が変わりました。
 そしてなんやかんやで自由法曹団の先輩方の存在を知り、弁護士として平和や労働者の権利、生存権のために取り組める場所があるのが嬉しく、入団が楽しみでした。

◆今の活動
 福島原発被害弁護団とアスベスト弁護団に加わりました。
 また、2月の東京支部総会の懇親会では八法亭みややっこ先生に弟子入りを申し込みまして、先日中野の地域の方を相手に自分なりに憲法を落語風に話すというのに挑戦してみました。が、なかなか難しいですね、みややっこ先生のすごさが改めてわかりました。精進します。

◆将来の夢
 うさぎを飼いたいです。今の住まいはペット不可で、しかも真下の部屋に大家さんが住んでいて、こっそり飼うこともできません。いつかうさぎの飼える部屋に引っ越して、毎日うさぎをもかわいがる生活をしたいです。弁護士生活とペット飼育を両立されている先輩に、ぜひアドバイスを頂きたいです。

◆うさぎ問題などの生活面も含め、事務所を越えて見守ってください。そして、一緒に元気に活動しましょう。よろしくお願い致します。

 
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