自由法曹団 東京支部
 
 
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入団のご挨拶

日野市民法律事務所 木村 真実

 昨年入団しました木村真実(まさみ)と言います。僕が生まれた当時白鳥事件の支援をしていた母が、どなたかが言った「真実は一つだ」という言葉に感動し、子どもの名前にしたと聞いたことがあります(本人に確認したところ覚えていませんでした)。
 登録15年目で入団した、「遅れてきた新人」なので、ご挨拶は遠慮したいと申し出たのですが、せっかくの機会だからという事務局の言葉に甘えて自己紹介をさせていただきます。
 埼玉県に生まれ、平和学の研究者になることを志して大学では国際政治のゼミにいました。勉強をさぼって研究者になることをあきらめ、大学の近くの市役所に就職しました。しかし、市役所でも仕事ができずに半年で辞めることにしたのですが、その際、課長に「司法試験を受けます」と大見得を切ってしまいました。アルバイトをしながら5年間受験生活を送り、53期司法修習(浦和、弁護修習は埼玉東部法律事務所)を経て2000年から日野市民法律事務所に在籍しています(現在は事務所代表ということになっており、売り上げも気にする立場です)。
 家族は、学生時代に結婚式を挙げ、一緒に仕事を辞めてしまった同業の連れ合いと3人の子どもがいます。同期の笹山団員に倣って言えば、分担割合は僕の主観的には6:4、連れ合いの主観的には3:1くらいでしょうか。
 修習中から刑事事件と子どもの事件に関心があり、登録と同時に同期と取り組んだ痴漢冤罪事件を始め否認事件、裁判員事件を含む刑事事件を多くやってきました。現在は触法障がい者の地域での支援に関心を持っています。また、少年事件や子どもの福祉に関する事件にも積極的に取り組んできたつもりで、現在は子どもの貧困に関心があります。弁護士会多摩支部でも、刑事弁護員会、子どもの権利に関する委員会を中心に活動してきました(現在は憲法プロジェクトチームにも参加しています)。
 弁護団事件では、登録当初から取り組む道路の事業認可取消事件が3件目(圏央道あきる野事件では取消が認められました)、登録3年目から10年間取り組んだ七生養護学校事件や日の丸君が代事件などの教育裁判、現在取り組んでいる国立などの住民訴訟事件等に参加してきました。
 最近は、離婚、成年後見や相続財産管理など家事事件の割合が増えていましたが、昨年から甲府の病院の仕事を事務所の窪田弁護士から引き継ぎ、新境地に挑戦しています。
 運動面では、2007年から3年間生活の中心だった「Live!憲法ミュージカルinさんたま」が忘れられません(2017年5月の再演が決まっています)。
 自分の原点である憲法と平和が危うい今、先輩方に学び、若手に刺激を受けつつ、自分なりにできることを模索していきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いします。

 
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