自由法曹団 東京支部
 
 
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団員の活動紹介

子どもたちの未来を少しでも明るくできれば

練馬・市民と子ども法律事務所 岡崎 槙子

  1. ご挨拶
     初めまして、の方が多いかもしれません、67期の岡崎槙子と申します。一昨年の12月から、練馬・市民と子ども法律事務所で働き始め、弁護士生活もあっという間に1年が過ぎました。
  2. 入団のきっかけ
    (1)刑事事件への思い
     そもそも私が弁護士を志したきっかけの一つは、学生の頃、初めて法廷見学をした際に見た刑事の被告人が、マスコミで形容されているようなモンスターではなく、あまりに「ふつう」の人だったことに衝撃を受けたことにあります。その後、少年院に度々訪問したり、BBS活動をしたりする中で、人間は置かれる環境によって、ときに犯罪に手を染めることがある、と考えるに至り、弁護士になる以上は、刑事事件に取り組み、成人や少年の更生に携わりたいと決めていました。仮に、その方が犯罪行為を行った方であっても、適正手続きのもとで捜査・公判を受ける権利は当然に守られるべきものです。まして、犯罪行為を行っていない方を、誤って有罪にすることなど、絶対にあってはならないことです。
     自由法曹団には、歴史に残るような弾圧事件や再審・えん罪事件で活躍してこられた諸先輩方がいます。入団した暁には、再審・えん罪弁護団などで、先生方の経験に接する機会が持てれば、との思いで、入団しました。
    (2)子どもの問題への思い
     また私は、弁護士である以前に一人の人間として、子どもはこの世の宝であって、全ての子どもの問題は、社会の問題として、大人が考え取り組まなければならない、と考えています。このような理念の根底には、やはり、子どもは生まれてくる環境を選ぶことができない一方で、人は環境によっていかようにも変わってしまう、という考えがあります。
     したがって、子どもを取り巻く環境というものは、子どもが一個の人格として成長していく上で、大変重要となります。それにもかかわらず、現代の子どもが置かれている環境は、貧困問題や教育問題など、多くの問題を含んでいます。こうした問題は、ひとつひとつ、粘り強く取り組むことで、克服していかねばならないと思っています。
     自由法曹団は、こういった教育問題や貧困問題に熱心に取り組んでいます。私も、こうした取り組みに参加し、子どもたちの未来を少しでも明るくできれば、と思っています。
  3. 入団後の活動
     昨年の夏には、この時勢に行われた横田基地見学ツアーに参加させていただき、大変勉強になりました(その際にも感想文を書かせていただきました)。
     また、大変嬉しいことに、団の教育法制の活動にも携わらせていただくこととなりました。
     現在私は、ふるさとを返せ!津島原発弁護団、HPV研究会などで、様々な諸先輩方の考え方や知識の深さに触れ、日々刺激を受けております。
     憲法問題に関しては、地元の9条の会に入って、地元市民の方たちとパレードをしたり、国会前の見守りをやったりと、私なりに、安保法制に反対する運動を行って参りましたし、こうした活動は、次回の選挙まで、しっかりと継続するつもりです。
     これまで、なかなか総会などに参加することができていなかったのですが、これからは、総会や女性部などのイベントにも顔を出せれば、と思っております。
     今後とも、どうぞよろしくお願いします。
 
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