自由法曹団 東京支部
 
 
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練馬・市民と子ども法律事務所 舟橋 和宏

 初めまして。本年から自由法曹団東京支部に加入した舟橋和宏と申します。この度は、自己紹介の機会をいただきましたので、弁護士となった経緯や今取り組んでいることなどについて述べさせていただきます。

  1. 弁護士を志した理由、修習生時代
     私が、初めて弁護士という職業を意識したのは、ドラマ「ビギナー」、「逆転裁判」といったゲームなどで弁護士という職業が取り上げられるようになってきたときに、「弁護士というのは面白い職業だな」と何の気なしに感じたことからでした。その後、明治大学法学部に進み、司法試験を受験してみましたが、全く歯が立たず、駒澤大学法科大学院に進学して、司法試験に合格し、現在に至ります。諸先輩方のように、初めから高い志があったのかというとそうではないというのが本音のところです。
     しかし、弁護士という職業を漠然とでも意識して勉強を進める中で、当時通っていた伊藤塾の伊藤真弁護士の憲法の考え方などから、憲法というのは面白いものだなと感じ、憲法問題などの問題に関心を持つようになりました。特に、自身が法科大学院などで経済的には苦労をしたという経験から、子供・若者の貧困問題に意識をするようになりました。また、法科大学院在学中に、東日本大震災後の福島原発事故について東京に住む人間としてボランティアなどが何もできなかった・しなかったという後悔があり、弁護士となったならば原発訴訟に取り組みたいと考えておりました。そのため、司法修習生のときには、7月集会の原発事故分科会に所属するなどもして、現地視察にも同行させていただくなどをしてきました。その他にも、親戚に障がいを負う従兄弟がいることから、障がい者の問題に興味を持ち、同じく7月集会の司法ソーシャルワーク分科会に取り組んだり、若者の貧困問題はどうなのかと目移りをしながら、大阪での司法修習を終え、弁護士としての仕事を始めました。
  2. 今取り組んでいることなど
     現在は、「生業を返せ!地域を返せ!福島原発事故弁護団」(生業訴訟)をはじめとしたいくつかの弁護団に所属して活動しています。生業訴訟では、初めて尋問をさせていただいたことを通じ、原発事故被害に苦しむ方々を何とかしなければという気持ちを新たに自覚させていただく機会に恵まれました。今後は、事務所名にもあります子どもの問題にもさらに取り組み、若者の貧困問題や教育問題などにも取り組むことができればと考えています。
     最後になりますが、自由法曹団の諸先輩方には、多くの場で勉強をさせていただいております。今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
 
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