自由法曹団 東京支部
 
 
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新人紹介

東京合同法律事務所 水口 瑛葉


 この度、自由法曹団東京支部に加えていただくことになりました、旬報法律事務所の大久保修一です。

(1)出身等
 私は、埼玉県の旧浦和市(現さいたま市)で生まれ、高校卒業までさいたま市で過ごしました。幼少の頃から球技等のスポーツが好きで、Jリーグに所属する浦和レッズの試合の日にはレプリカのユニフォームを着て試合観戦に行き、一生懸命チームの旗を振って応援していました。中学、高校の部活動ではバスケットボール部に所属し、練習と試合漬けの日々でした。頻度は減りましたが、弁護士になってからも、学生時代の友人等と一緒にバスケットボールの練習をしたり、対外試合をしたりしています。野球やソフトボールの経験は少ないですが、団支部のソフトボール大会は今からとても楽しみにしています。

(2)弁護士を志した理由
 私が弁護士を志した最初のきっかけは、亡父が弁護士であったことにあります。父大久保和明は、生前、埼玉総合法律事務所に所属していて、よく私を事務所に招いてくれていました。私は父が仕事をしている様子を眺めたり、事務所の行事等についていったりしていました。そんな折、私は、弁護士を中心として開催された埼玉の憲法ミュージカルを通じて「憲法」に触れました。そこで、基本的人権が擁護され、個人が尊重される社会が、憲法の理念によって支えられていることを知りました。また、大勢の人たちが、ミュージカルを通じて、世の中にメッセージを発信することの力強さに圧倒され、感動したことをいまでも覚えています。そんな体験があったからか、物心がついた頃には、弁護士として社会のために活動することに漠然と憧れるようになりました。

(3)これから取り組みたいこと
 憲法9条が謳う平和主義は、今、危機的状況を迎えています。ご承知のとおり、昨年7月には集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされ、集団的自衛権を行使するための安保法制が今国会中にも成立しかねない状況です。私たちは、日々、平和な状態を空気のように感じ、その重要性を十分に認識できていないかもしれません。今後、日本が戦争に巻き込まれてから、平和のありがたみを痛感するのでは、遅きに失します。戦争の恐ろしさ、悲惨さへの想像力を失うことなく、憲法9条が謳う平和主義の大切さについてみんなで考え、戦争に加担しない国際貢献の在り方を積極的に提案していくことが必要だと考えております。現在は、来る5月23日に開催される第29回憲法フェスティバルの実行委員として活動しております。自由法曹団の活動としても、広く一般の方たちと憲法について考える機会を提供できるように発信していきたいです。
 福島原発事故から既に4年余りが経過しましたが、被災者が原発事故前と同じような平穏な生活に戻れる日が近づいているとはいえません。私も原発被災者の弁護団に参加し、被災者の方からの聴き取り等を通じて、1人1人が原発事故によって人生を狂わされ、回復不可能な被害に苦しんでいることを改めて実感しています。一刻も早い解決のために、微力を尽くしていきます。
 日々の業務においては労働事件に携わる機会が多いのですが、過重なノルマが課され長時間労働をさせられているが残業代が全く支払われていない、会社側の勝手な都合で理不尽な理由で不当解雇されてしまうといった相談や依頼を受けては、残業代ゼロ法案や生涯派遣法案が成立してしまった場合に、どうなってしまうのかと危惧します。個別事件の解決とともに、労働法制の改悪を阻止するために、広く社会にメッセージを伝えてゆきたいと思います。
 自由法曹団の先生方のご指導とご鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 
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