自由法曹団 東京支部
 
 
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新人紹介

東京東部法律事務所 鹿島 裕輔

  1. 自己紹介
     みなさま、はじめまして。66期の鹿島裕輔と申します。昨年の12月に弁護士登録をし、同月から東京東部法律事務所に入所しました。現在、弁護士業務を始めてから半年が過ぎようとしておりますが、先輩弁護士の温かいご指導を受けながら、何とか日々の業務を熟しているといった様子です。
  2. 弁護士として求められていること
    (1)憲法問題に取り組むこと
     日本国憲法が施行されてから今年で67年になりますが、これほどまでに憲法改正が現実味を帯びたことはないのではないでしょうか。まして、憲法の明文を改正するのではなく、解釈を変更することで、これまで認めてこなかった集団的自衛権の行使を可能にしようとする暴挙に出るとは、誰が想像したでしょうか。
     これまでの憲法上の歴史で起こり得なかった事態が生じている時代に、私は弁護士になりました。このような時代に弁護士となった者の責務として、私は憲法に関する問題に正面から取り組んでいく必要があると思います。
     私たち弁護士は、憲法を学んだ者の使命として、憲法のことを知らない人たちに、憲法の意義を教え、伝えていく必要があります。特に、若い世代の人たちは、これからの主権者として、国家権力が憲法による縛りを破って、人権侵害行為を起こさないよう常に監視していく必要があります。そのためにも、多くの若い人たちに憲法について知ってもらい、そして、関心を持ってもらいたいと思います。
    (2)様々な人権活動に取り組むこと
     「基本的人権の擁護」を使命とする私たち弁護士は、憲法によって保障されている様々な人権を不当な侵害から守ること、侵害された人権を回復・救済することが求められています。
     東日本大震災・福島第一原発事故から3年が経過しました。原発事故によって、多くの方の人格権(平穏生活権)が侵害されました。私は、3年前、5月の司法試験に向けて勉強に励んでいる最中でした。そのため、震災後も試験直前ということもあり、被災者の方々のために何も活動できませんでした。この時から、早く司法試験に合格し、弁護士として被災者の方々のために活動したいと考えるようになりました。昨年の12月にようやく弁護士として原発事故問題に取り組むことができるようになり、現在では、弁護団に加入し、福島に足を運び、実際に現地を見たり、被災者の方から直接お話を聞くなどの活動をしています。被災者の方々の声を裁判所に届け、被害の完全救済を図っていくとともに、二度とこのようなことが起こらないよう精一杯活動していきます。
  3. 東部事務所にて求められていること
     東部事務所においても、前記のとおり憲法問題に取り組むことや様々な人権活動に取り組むことが求められていることは言うまでもありません。
     東部事務所は、それだけでなく特別に新人弁護士に求めていることがあります。それは、自由法曹団東京支部主催のソフトボール大会での優勝です。みなさん、ご存知かもしれませんが、東部事務所は、このソフトボール大会に対する意気込みが違います。所員一同で優勝を狙いに行きます。特に、昨年の大会で東部事務所が優勝したこともあって、新人弁護士に対する期待(プレッシャー)が大きいのが実情です。私が小学生のころから野球をやっていたということもあって、その分、所員のみなさんの私に対する期待がビシビシと痛いほど伝わってきます。何とかみなさんの期待に応え、東部事務所を優勝に導き、今後の弁護士業務に支障が生じないよう一生懸命頑張ろうと思います(なお、東部事務所は弁護士の野球・ソフトボール採用はしておりません[所員一同より])。
  4. 次回の自己紹介
     次回の自己紹介は、私の同期であり、修習生のとき一緒に7月集会に取り組み、現在、首都圏アスベスト弁護団で一緒に活動している、東京法律事務所の長谷川悠美さんです。長谷川さん、よろしくお願いします。
 
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