新人紹介

三多摩法律事務所　原田 真実子

　はじめまして。今年１月に東京立川の三多摩法律事務所に入所致しました原田真実子と申します。自由法曹団には事務所への入所と同時に加えて頂きました。
　私は、社会人経験を経て弁護士の道を目指しました。社会人時代に様々な職場で働く中で、労働者の弱い立場を実感するとともに、非正規雇用の抱える矛盾を感じたことがきっかけです。また、社会人時代にピースポートに乗船して１６の国と地域を訪問し、それぞれの国と地域が抱える社会問題を見て回った経験も、この道を志した原動力となっています。
　現在は、個別の労働事件をはじめ、三多摩地域で弁護士が組合の方々と一緒に取り組んでいる弁護団事件に参加させて頂くなど、多くの労働事件に積極的に取り組んでいます。また、修習生時代の７月集会で分科会を担当した外国人研修生問題への取り組みも少しずつではありますが始めています。
　他には、立川地域で活動する市民団体による取り組み、「立川なんでも相談村」の活動にも加えて頂きました。「立川なんでも相談村」では、月に１度、立川駅周辺の夜回りを行ったり、医者、ソーシャルワーカー、弁護士などの各種専門家がボランティアで行う街頭相談会を開催したりしています。夜回りでは、仕事を失い、住むところを失い、生きる意味さえ失いかけている人々に多く出会います。こうした方々の生活と人生の再建の一端をお手伝いできたらと思っています。
　また、東日本大震災を受けて多摩地域に避難されている方々のために避難者交流会などを企画している「つながろう！八王子で！」という活動にも参加させて頂いています。「つながろう！八王子で！」自体は市民ボランティアの方々が主催されている会ですが、そこと連携する形で、弁護士が出張法律相談を行ったり、２か月に１度「法律相談ニュース」を発行して被災者の方々に情報をお届けしたりしています。
　弁護士としての仕事を始めて約７か月。まだまだ手探りで色々な活動に参加している状況です。
　今後、それぞれの分野で専門性を高め、多くの人に頼ってもらえるような弁護士を目指したいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。