自由法曹団 東京支部
 
 
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東京南部法律事務所 小林 大晋

 昨年の12月16日に東京南部法律事務所に入所しました新63期の小林大晋(ひろゆき)と申します。事務所はJAL整理解雇の騒ぎの真っ最中であり、早速大型事件の弁護団で勉強をさせて頂く機会が持て、弁護士人生の出発として得難い貴重な経験だと思っています。
 自分は、東京生まれ、桜新町(さざえさんの町です。)育ち、猫好き。大学は経済学部でしたが、労働経済学のゼミで非正規雇用問題などを学び労働分野にも興味もあり、新卒採用の就職活動をせずに法曹志望を確定させてロースクールに入りました。司法試験後、第6希望まで書ける司法修習地希望届けに「第1希望 福岡 第2希望 以下一任」と書いて東京を離れたいという思春期的な願望を司法修習期間に無事果たし、1年間福岡で生活、すっかり九州びいきになって東京に戻ってきました。修習中ラーメンを150杯以上は食べており、非常に有意義な修習でした。
 自由法曹団を知ったのも、東京南部事務所に入所したのも全て福岡での弁護修習がきっかけです。弁護修習先である北九州市(福岡80人のうち北九州に弁護修習に行く修習生が10人ほどでした。)の小倉東総合法律事務所で指導担当の縄田先生という福岡生存権裁判の事務局長をされておられる先生にくっついて、生存権裁判の活動を勉強させてもらったことが一つ(ご存じの方ばかりかもしれませんが修習中に福岡高裁で勝訴しました。)。
 そして、小倉東のボス(?)である荒牧先生が、丁度4月5月の弁護修習であったことと、忙しいという理由でイソ弁の先生に一緒に行くのを断られていたことから、僕を青森の5月集会に指導担当の縄田先生に事後承諾で連れて行ってくれたことが一つ。
 当時自分は取り調べの可視化をメリット・デメリットで考えていたところ、5月集会で布川事件の桜井さんの話を聞いて、メリット・デメリット以前の問題であり当然可視化すべきという考えに改めたことを覚えています。
 一般事件を日々こなしつつ、ここぞというところで手弁当だろうがみんなで弁護団をやる。生存権などは何度負けても勝つまで辞めない。おかしなことはおかしいと言う。企業法務に興味がなかった自分でしたが、「ああ、これだ」と。そこで5月集会で荒牧先生に紹介して頂いた東京南部事務所に入所したという経緯です。
 今年の5月集会から帰ってきた翌日である今日5 月24 日、布川再審無罪判決が出されたと聞きながらこの原稿を書いており、個人的に感慨深いです。皆さんも映画「ショージとタカオ」をお勧めですので、見に行ってみてください。
 自分は、偶々修習中に縁に恵まれ、今ここで、こうした事件に取り組む弁護士をしていることが率直にうれしいです。団の将来問題にも絡みますが、今後は自分が知らなかったように団や青法協を知らないロースクール生などに団のことを知ってもらいたいと思っています。
 東京支部での活動も積極的に参加していきたいと思っていますので、よろしくお願いします(ソフトボール大会は今年は南部が優勝です!)。

 
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