新人紹介
台東協同法律事務所 生駒 真菜
自由法曹団東京支部の皆様,はじめまして。新62期の生駒真菜と申します。
昨年12月に東京弁護士会に登録し,今年1月から,東京・上野の台東協同法律事務所にて働いております。
1.生い立ち
昭和58年8月,京都で誕生し,以後司法修習が始まるまで千葉県で育ちました。2歳上の姉と,2歳下の弟がいて,小さなころから小社会の荒波にもまれていました。
幼稚園に入る前ころから読書の楽しさに目覚め,小学校のころは学校の行き帰りや図書館の行き帰りに歩きながら本を読んでいるような子どもだったので,「二宮金次郎」とあだ名されていたとかいなかったとか。
本やドラマなどで見る弁護士の姿に漠然と憧れを抱き始めたのも,このころでした。
2.司法修習
司法修習地は秋田でした。初めての雪国生活にわくわくしながらも,「秋田弁が通じるだろうか」「大雪が降るんだろうな」など少しの不安も抱えて始まった修習生活でしたが,始まってみればとても楽しい実務修習期間を過ごせました。
秋田弁はやっぱり難解でしたが,秋田県民の温かいハートは十分に伝わりましたし,その年は暖冬で例年の半分程しか雪が降らず,雪を楽しいと思えるうちに春がきました。日本酒の美味しさに目覚め,美味しいお米やお魚や野菜に舌鼓を打ち,雄大な自然に心癒される毎日を過ごして,秋田県が大好きになりました。第二の故郷だと思っています。
3.興味関心
父が福祉関係の仕事をしており,幼いころからしょうがいを持つ方々との交流の機会がったため,しょうがい者の人権に関心を抱いています。
また,大学時代に教職課程を履修していたのですが,教育実習の際に,教師にかかる様々な重圧を目の当たりにして,教師の側から見た教育問題にも関心を抱くようになりました。
3.家族
今年の7月,結婚式を挙げました。結婚式では十二単を着たのですが,かつらも衣装も話で聞いていた以上に重く(総重量12キログラム!),首や背中がギシギシ悲鳴を上げていました。披露宴では,事務所の先輩弁護士であり団員の佐藤香代先生のご指導の下,来賓も巻き込んでフラダンスを踊り,とても楽しかったです。
皆様に祝福していただいて幸せな気持ちになり,「これからは仕事も家庭も両立するぞ!毎日仕事を早く終わらせるように頑張ろう!」と思ったのもつかの間,挙式の翌週からまた帰宅が12時近くなる毎日が続いています。でも,仕事があるのは幸せなこと。早く一人前になれるように研鑽を積む毎日です。
4.趣味
相変わらず読書が好きです。今は,松本清張さんの『昭和史発掘』を読み始めたところです。雑食で,分野を問わず興味を引かれた作品を片っ端から読んでいます。お勧めの作品があったら教えてください。
さだまさしさんの歌も好きです。特に『まほろば』という歌は,すれ違う男女の心の機微を描いていて心に響きます(新婚らしからぬ趣味ですね)。
5.おわりに
原稿執筆依頼を受けた際に「自由に書いてください」とおっしゃられたことを真に受けて,とりとめもなくいろいろなことを書いてまいりました。
今後とも,どうぞご指導,ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。